IKEA UAEがいじめの防止啓発のため、興味深い実験を実施して話題になっています。それは、「植物をいじめると成長に影響はあるのか? 」を確かめるものです。
実験では2つの同じ種類の植物を、日射量、水量、肥料の量などを同条件にして学校に設置。片方には「優しく、愛のある言葉」をかけ、もう片方は「悪口などのネガティブな言葉」を浴びせました。
ポジティブな言葉とネガティブな言葉、それぞれが録音されたレコーダーを30日間流し続けた結果…
その差は歴然。
まるで植物に感情があるかのようです。これを見た子どもは、悪口やいじめには言葉の意味を超えたネガティブなパワーが内包されていると感じるでしょう。
いじめは日本においても社会問題です。2016年度のいじめ発生件数は、過去最多の32万件に増加。またアメリカでも毎年320万人の子どもが犠牲になっており、16万人の子どもがいじめを原因とした不登校に陥っているとのこと。さらに、いじめは「うつ」や「自殺」のリスクを引き上げ、社会的孤立の原因にもなります。
わかりやすい結果がでたこの実験ですが、科学的な根拠があるわけではありません。単なる偶然かもしれませんし、何か特殊な操作が行われていた可能性もあります。
また、こういった類の実験は、このIKEAの実験が初めてではありません。「植物が、男性よりも女性の声で成長する」といった研究結果もあります。いずれにせよ、なぜそのような違いがでるのかについては不明なままです。
科学的な根拠はさておき、「優しさ」や「思いやり」の重要性についてはみんな理解しています。いじめの害についても同様です。このわかりやすい実験結果が、子どもたちがいじめについての考えを正すきっかけになることを願います。一つの植物が犠牲になったのですから。
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/23837
言葉にはすっごいパワーがあるということが思い知りました。今からネガティブ発言気を付けます!