磁石付きのテンセグリティテーブルはどうやってバランスを保っているの?
新しいテンセグリティテーブルは、次のようにバランスを保っています。
まず土台となっている下部のプレートとアームについて考えましょう。
土台からアームが上に伸びており、さらにそこから1つの磁石が垂れ下がっています。
これだけを考えると特に不思議な点はありませんね。
次に浮いているように見える上部のプレートとアームについて考えてみましょう。
上部プレートには下向きのアームが伸びており、そこにも磁石が付いています。
この磁石は重力で垂れ下がるのではなく、もう1つの磁石によって上向きに引っ張られています。
磁石とアーム、上部プレートすべてはつながっているので、これにより上部全体が上向きに引っ張られることになりますね。
つまり上部プレートには下向きの重力だけでなく、磁石による上向きの力も加わっているのです。
もちろん、これだけではバランスが崩れてしまいますが、下部と上部のプレートをつなぐ3本のワイヤーの張力により均衡が保たれます。
ちなみに調整されたワイヤーの長さのおかげで、2つの磁石はくっつかず、中央には何もない空間が生まれるのです。