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10万人の人間とAIの創造性テストを実施。結果は? / Credit:Canva
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人間「上位10%」の創造性スコアはAIを大きく上回る

2026.02.02 11:30:13 Monday

今では多くの作業をAIが一瞬で行ってくれます。

文章の作成や要約、アイデア出しまでこなす姿を見ると、「では人間の創造性は、AIにどこまで迫られているのだろうか」と疑問に思う人も多いでしょう。

こうした問いに答えるため、カナダのモントリオール大学(University of Montreal)の研究チームは、10万人の人間と複数の最新AIを同じ創造性テストで比較する大規模研究を行いました。

AIは人間の創造性を超えたのか、それとも別の位置にいるのかを、統計的に検証したのです。

この研究成果は、2026年1月21日付の『Scientific Reports』に掲載されました。

AI and humans collide in world’s biggest creativity experiment https://newatlas.com/ai-humanoids/human-creativity-ai/ Creative talent: has AI knocked humans out? https://nouvelles.umontreal.ca/en/article/2026/01/20/creative-talent-has-ai-knocked-humans-out
Divergent creativity in humans and large language models https://doi.org/10.1038/s41598-025-25157-3

10万人の人間とAIで創造性を比較

創造性は日常的によく使われる言葉ですが、科学的に測定するのは簡単ではありません。

絵画や音楽、物語のような創作活動は評価が主観的になりやすく、客観的な比較が難しいためです。

そこで研究者たちは、創造性を一つのまとまりとしてではなく、いくつかの要素に分けて捉えることにしました。

今回注目されたのは、「拡散的思考」と呼ばれる側面です。

これは、一つの正解に収束するのではなく、意味的に離れた方向へ思考を広げていく力を指します。

心理学の分野では、創造的なアイデア出しを支える重要な要素の一つとして、以前から研究されてきました。

この拡散的思考を測るために用いられたのが、「拡散連想課題」と呼ばれるテストです。

課題自体はとてもシンプルで、「意味的にできるだけ異なる単語を10個挙げてください」と指示されます。

挙げられた単語どうしが互いに遠い意味領域に広がっているほど、高いスコアとなります。

この研究の大きな特徴は、同じ課題と同じ評価方法を、人間とAIの双方に適用した点にあります。

人間側のデータは10万人分という非常に大規模なもので、年齢や性別の偏りも統計的に調整されています。

一方、AI側にはChatGPTを含む複数の最新の大規模言語モデルが参加しました。

その結果、AIの中には、人間参加者全体の平均スコアと同等、あるいはそれを上回る成績を示すモデルがあることが分かりました。

ただし同時に、人間の中にはAIを大きく上回る成績を示す層が存在することも明らかになっています。

こうした結果の詳細を次項で確認しましょう。

次ページ人間のトップ層の創造性はAIを大きく上回る

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