ミスの瞬間に出る「脳のエラー信号」とは?
この研究が注目したのは、誤り関連陰性電位(Error-Related Negativity:ERN)という指標です。
ERNは、脳波(EEG)で捉えられる信号で、課題で間違えた直後に現れる「誤り処理(エラー処理)」の早い段階の反応だと考えられています。
そこで研究チームは、サウサンプトン大学の学部生144人を対象にある課題を与え、同時にEEGで脳活動を記録しました。
課題後に、ナルシシズムの度合いを測定する質問紙に回答しています。
結果はまず基本として明快でした。
参加者が誤答(ミス)したときにはERNがはっきり出て、正答のときより強くなりました。つまり、この課題と計測は「ミスに対する脳の反応」をきちんと捉えられていました。
そして本題です。
誇大型ナルシシズムの得点が高い人ほど、ERNが鈍く(負の振れが小さく)なる傾向が見られました。
言い換えると、ミスをした直後の「まずい」という脳のアラームが弱い可能性がある、ということです。
では、誇大型ナルシシズムとは具体的にどのようなタイプのナルシシズムなのでしょうか?




























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