隕石衝突で宇宙に吹き飛ばされても生命は生きていられるのか?

夜空に流れ星を見たことがある人は多いと思います。
あの小さな光の筋の正体は、宇宙をさまよっていた砂つぶや岩のかけらが、地球の大気に飛び込んで燃えたものです。
ところが、もっと大きな岩がものすごい速さでぶつかると、流れ星どころではありません。
地表はえぐられ、山のようなクレーターができ、周りの岩は細かな破片になって空へ飛び散り、一部は地球の重力を振り切って、宇宙空間へと飛び出していきます。
こうした「巨大衝突」は、地球だけでなく、火星や月など太陽系の岩石の星では何度も起きてきました。
火星の表面にクレーターがびっしりある写真を見たことがある人もいるかもしれません。
あれは、過去に数えきれないほどの衝突があった“傷あと”です。
そして実際に、火星から飛んできたと考えられている隕石が、すでに地球で見つかっています。
つまり、「岩そのものが惑星から惑星へ飛んでくる」ことは、もう空想ではなく、現物がある事実なのです。
ここで、少し発想を変えてみたくなります。
もし、その岩のすき間に、どこかの星で進化した微生物が入り込んでいたらどうなるでしょうか。
岩が星から飛び出すとき、宇宙空間を旅しているあいだ、そして別の星に落ちるとき――そのたびに、生命はとてつもないストレスにさらされます。
強い衝撃、急激な温度変化、真空や放射線。
私たちがふつうイメージする「生き物が暮らせる環境」とはほど遠い世界です。
これまでにも、「岩に守られた生命が宇宙を渡り歩く」という考え方はパンスペルミア仮説(より厳密にはリトパンスペルミア)として提案されてきました。
しかし、その議論を支える実験データは十分とは言えませんでした。
特に、「最初の一撃」、つまり隕石が星にぶつかった瞬間にかかる高い圧力を生命がそもそも生き延びられるかは、よくわかっていなかったからです。
そこで今回研究者たちは、「岩が星から飛び出すときにかかるような一瞬の圧力だけを、実験室の中で精密に再現し、そのとき細菌がどれくらい生き残れるのかをきちんと測ろう」と考えました。


























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