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※ 画像はイメージです/ Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
history archeology

1万2000年前の「世界最古のサイコロ」を発見か

2026.04.03 12:00:41 Friday

ゲームやマジックのお供として、今日でも親しまれている「サイコロ」。

このほど、北米の先住民社会で使われていた古い遺物から、1万2000年以上前にさかのぼる「世界最古級のサイコロ」が見つかった可能性が、米コロラド州立大学(CSU)によって発表されました。

研究の詳細は2026年4月2日に学術誌『American Antiquity』に掲載されています。

Scientists May Have Uncovered The World’s Oldest Dice https://www.sciencealert.com/scientists-may-have-uncovered-the-worlds-oldest-dice Native Americans invented dice and games of chance more than 12,000 years ago, archaeological study reveals https://www.livescience.com/archaeology/americas/native-americans-invented-dice-and-games-of-chance-more-than-12-000-years-ago-archaeological-study-reveals
Probability in the Pleistocene: Origins and Antiquity of Native American Dice, Games of Chance, and Gambling https://doi.org/10.1017/aaq.2025.10158

世界最古のサイコロは「二面体」

今回の研究で注目されたのは、新しく掘り出された宝物ではありません。

むしろ、すでに各地の遺跡から出土し、報告もされていた骨や木製の小さな道具たちです。

研究チームは、北米先住民のサイコロと見られる遺物を調べ、共通する特徴を整理しました。

その基準は、二面を持つこと、両面がはっきり区別できること、表面が平らまたは少し湾曲していること、そして複数を手に持って投げられる大きさであることです。

これらは現代の六面体のサイコロとはかなり違いますが、偶然の結果を生み出すという点では同じ役割を持っていたと考えられます。

コイン投げに近い仕組みの、いわば「二択を生む道具」だったわけです。

この基準をもとに、チームは考古学記録の中に眠っていた候補を洗い直しました。

その結果、4つの条件をすべて満たす「診断的」なサイコロが565点、一部の条件を満たす「可能性の高い」サイコロが94点見つかりました。

【遺跡で発見された最古のサイコロ群の画像がこちら

これらは北米西部の57遺跡から確認され、時代も地域もかなり広く分布していました。

つまり、これは一つの遺跡で偶然見つかった珍品ではなく、長い期間にわたって繰り返し使われた文化だった可能性が高いのです。

とくに重要なのは、その年代です。

もっとも古い確実な例は、フォルサム文化の遺跡に由来し、およそ1万2200年前から1万2800年前にさかのぼります。

さらに、クローヴィス文化に関連する「可能性の高い」例の中には、約1万3000年前に届くかもしれないものもあります。

もしこれらが本当にサイコロなら、アジアや中東で知られていた約5500年前の古いサイコロより、6000年以上も古いことになります。

次ページサイコロは「ギャンブル」ではなく「社会の潤滑油」だった?

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