自己コントロールが高い人は「葛藤が少ない」
この研究では、500人以上の参加者を対象に、日常生活の中でどのように欲求と向き合っているかを調査。
研究者たちはまず、参加者それぞれの「特性としての自己コントロール(trait self-control)」を測定しました。
これは「どれだけ自分を律することができるか」という性格的な傾向を数値化したものです。
その後、参加者にはスマートフォンなどを通じて1日の中で何度も質問が送られ、その瞬間に感じている欲求について記録してもらいました。
さらに、それぞれの欲求が「自分の目標とどの程度衝突しているか」「抵抗したか」「実際に従ったか」なども報告させています。
その結果、従来の一般的な見方とは異なる傾向が浮かび上がりました。
自己コントロールが高い人は、欲求そのものが少ないわけでも、特別に強く我慢しているわけでもありませんでした。
代わりに見られたのは、「自分の目標と衝突する欲求がそもそも少ない」という特徴です。
例えば、「仕事に集中したい」という目標を持つ人でも、動画視聴の誘惑が頻繁に湧いてくる人もいれば、あまり感じない人もいます。
今回の研究は、自己コントロールが高い人ほど後者であることを示しています。
つまり、彼らは意志の強さで勝っているのではなく、葛藤が起きにくい環境や習慣を自然と選んでいる可能性があるのです。


























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