その1:ポジティブな感情体験を引き出す
意中の相手と話すとき、多くの人はまず「元気?」と聞いてしまいます。
もちろん悪い質問ではありませんが、この問いには大きな弱点があります。
たいていの場合、「うん、元気だよ」「まあまあかな」といった予想しやすい返事で終わってしまうのです。
そこで有効なのが、相手の脳にポジティブな感情体験を引き出すような質問です。
たとえば、
「最近、面白いことあった?」
「今週、楽しみにしていることは?」
「今年に入って一番楽しかったことは?」
と聞いてみるのです。
こうした質問は、相手に自分の中の明るい出来事を探させます。
研究では、ポジティブな感情体験や記憶を思い出すことによって、その記憶に結びついた良い感情が再び呼び起こされ、一時的にポジティブな気分が高まりやすいとされています。
重要なのは、そのとき相手が感じた「楽しい」「うれしい」という気分が、会話をしているあなた自身とも結びつきやすい点です。
つまり、あなたと話した時間が「なんとなく気分のいい時間」として記憶されやすくなるのです。
恋愛で大切なのは、相手に強引に好意を持たせることではありません。
まずは「この人と話すと、少し気持ちが明るくなる」と感じてもらうことです。
その小さな心地よさが、最初のケミストリーの土台になります。


































