映画の地質学者は、かなりの確率で「善人」だった
この研究の始まりは、4人の研究者によるコーヒー休憩中の雑談でした。
「地質学者が登場する映画って、何本くらい思い出せるだろう?」
最初は軽い話題でしたが、研究者たちはすぐに10本ほどの作品を挙げることができました。
そこで彼らは、このテーマを本格的に調べることに。
映画データベースなどを用いて、地質学者が登場するアメリカ映画・イギリス映画を体系的に探しました。
対象になったのは、映画館で上映された長編映画です。
その結果、1919年から2023年までの141本のアメリカ・イギリス映画に、合計202人の地質学者が登場していることが分かりました。
興味深いのは、その人物像です。
映画に登場する地質学者のうち、172人、つまり85%は善人、あるいは少なくとも明確な悪人ではない人物として描かれていました。
これは、映画の中で「狂った科学者」や「世界征服を企む研究者」として描かれがちな物理学者や化学者とは、かなり異なるイメージです。
地質学者は、研究室にこもる人物というより、火山、洞窟、砂漠、地下空間、未知の島などに足を運び、現場で状況を読み解く専門家として登場します。
物語の中では、彼らの知識が災害の予測や謎の解明に役立ちます。
つまり地質学者は、映画にとって「危険な場所に自然に入り込める、説明役兼案内人」として非常に便利な存在なのです。



























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