あきらめたくなる戦い
男性は、自分の実力を発揮できる戦いでは、仮に負けたとしても何度でも立ち向かう傾向があります。
例えば、勝負の内容がレーシングゲームであれば、その勝敗はほぼ100%本人の技量によります。
そのため「自分が頑張って技術を向上させれば、相手に勝てる」と感じ、負けたとしても挑み続ける意欲を保てます。
対照的に、自分の力があまり発揮されない状況では、そこまで勝負に固執しないと言われています。
例えば、ブラックジャックやポーカーといった運の要素が大きいトランプゲームがこれに該当します。
「自分が頑張れば勝てる」とは限らないため、勝負で負け続けると早々にあきらめてしまうのです。
さて研究チームは、自分の実力が発揮されにくい「あきらめたくなる戦い」に男性ホルモンのテストステロンがどんな影響を与えるか実験することにしました。