作業前にカップを手に持って仮眠すると結果が大きく変わる?
実験には健康な被験者103人が参加し、「ある数列の最後の1桁を当てる」という数学の問題に挑戦してもらいました。
この問題は、提示されたルールに沿って計算すれば解答できるようになっていますが、実は「隠しルール」も存在します。
もし参加者が自分で隠しルールを見つけられるなら、解答までの時間が大幅に短縮されるようになっているのです。
つまりこの実験では、隠しルールを見つけられるかどうかで、参加者の創造性(つまり斬新な戦略)が試されます。
そして参加者には、最初に問題を解いた後に20分の休憩が与えられ、その後再び問題を解きました。
大切なのは、休憩中に皆がダリやエジソンのようにカップを手に持ったまま目を閉じ、カップが落ちた音で起きるよう指示されたという点です。
この時、参加者の脳波が計測され、N1と創造性の関連性が調査されました。