ダリやエジソンが使った創造性を高める睡眠法
ダリやエジソンは、自分たちの仕事を始める前に短くて特殊な睡眠法をとっていました。
スプーンやボールを手に持って眠りにつき、それらが床に落ちて音を立てたときに目を覚ます、というものです。
これにより深い睡眠の初期段階で目を覚まして、ある種の覚醒状態で仕事に取り組むことができました。
この睡眠の初期段階とは、ノンレム睡眠の3つの段階(N1、N2、N3)の最初の段階だと言われています。
人の睡眠は浅い眠りであるレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠を繰り返します。
そしてこの睡眠法とは、「ノンレム睡眠のN1に入った段階で強制的に起きる」というものなのです。
オウディエッテ氏によると、「人間は一晩の睡眠のうち約5%をN1で過ごしているが、この睡眠段階はあまり研究されてこなかった」とのこと。
そのため研究チームは今回、「N1睡眠が与える効果」を調査することにしました。