UFOみたいなeVTOL「ZERO」
開発中のeVTOL「ZERO」は、円盤型の機体に4つのローターを追加したような見た目をしています。
UFOや潜水艦のように見えますね。
ZEVA社によると、ZEROは個人用の短距離航空機として設計されました。
単に空を飛べるだけでなく、滑走路を必要としません。
わずかなスペースがあれば、離着陸が可能なのです。
そのため遠い目的地までの移動経路をシンプルにできるでしょう。
ZEROがあれば、タクシーと飛行機の乗り継ぎなど必要なくなるのです。
さて、UFOみたいなZEROはどのように飛行するのでしょうか?
まず離着陸時には、ZEROが地面に対して垂直になります。
ローターの回転によって他のVTOLと同じように垂直方向に離着陸するのです。
そして空中では地面に対して水平になり、直径2.4mの円盤型機体を翼のようにして前進飛行します。
UFOは私たちの想像ではジグザグに飛びますが、ZEROはまっすぐに飛んでいくようです。
ちなみにパイロットは円盤に覆いかぶさるように搭乗します。
ですから機体と同じく、飛行時と離着陸時では体勢が90°変化することになるでしょう。
パイロットの負担については明言されていませんが、なかなか大変そうですね。
続く部分では、ZEROの能力を解説します。