救急車では間に合わない場合も
病院以外の場所で心停止(院外心停止)する人は、私たちの想像以上に多いかもしれません。
実際、ヨーロッパでは毎年27万5000人以上、アメリカでは35万人以上が院外心停止していると言われています。
そしてそのうちの70%は、AEDのない個人宅で発生しているのです。
AEDが近くにない場合は、心臓マッサージなどの心肺蘇生法(CPR)を行って、あとは救急車の到着を待つしかありません。
しかし、心停止の状態で1分経過するごとに生存率は7~10%低下すると言われています。
日本の救急車は平均8分で現場に到着できると言われていますが、それでも間に合わない場合があるのです。
では、もっと素早く緊急蘇生措置を行うことはできないのでしょうか?
Everdrone社は、1人でも多くの人を救うため、近年さまざまな分野で活躍しているドローン技術を利用することにしました。
AEDを搭載したドローンを飛ばし、現場に素早く届けるサービスを開始したのです。