「タ」の発音訓練はフレイル予防に有効かもしれない
「タ」の発音訓練でフレイルを予防できるのか?
プレスリリースにて研究者たちは「予防できる可能性がある」と述べています。
フレイルに陥ったから「タ」の発音能力が落ちたのか、「タ」の発音能力が落ちたからフレイルになったのかは明言できませんが、相関しているのは確かだからです。
もし研究者たちの予測どおり、「タ」の発音練習でフレイルを回避できるならば、極めて簡単な健康寿命を延ばす方法として多くの人々を救うことができるでしょう。
といっても、実際に「タ」の秒間発音数を測定するのは、自力では困難です。
そこで発音回数の測定方法としておすすめなのが「パタカウンター(有料)」や「パタッカー(無料)」「くちけん(無料)」などのスマホアプリを利用したものになります。
これらのアプリでは舌の前方を上げる「タ」に加えて唇を動かす必要がある「パ」や舌の後部を上げる必要のある「カ」の秒間発音回数が測定可能になっています。
もし将来の健康状態が気になる人が近くにいるなら、これらのアプリを利用して秒間6回を超えるように「タ」の発音を訓練してもらうのもいいかもしれません。
(※なお私見ですが「タ」を連続発音していると、なんだか脳にビリビリと刺激が行き覚せい感を覚えました)