頂点捕食者のアナコンダを「おもちゃ」に?
この驚くべき発見は、同国のノエル・ケンプ・メルカード自然史博物館(Noel Kempff Mercado Museum of Natural History)の研究チームにより報告されました。
チームは「このような出来事は、これまで目撃された例がなく、記録されたのは今回が初めてと思われる」と話します。
ボリビアカワイルカは、南米の河川に分布する4種のカワイルカのうちの1種です。
体長は2.8メートルにもなり、細かく鋭い歯を無数に持っていて、魚やカニをむしゃむしゃと食べます。ただし、ヘビは食用にしません。
今回、彼らが口に咥えていたのは、ボリビアに生息する「ベニアナコンダ(Eunectes beniensis)」という種です。
全長は約4メートル50センチ、体重は35キロほどに達し、生息圏の頂点捕食者として、何者も彼らに近づくことはできません。
共食いの例を除けば、ベニアナコンダが他の動物に殺されたり食べられたりする光景は目撃されたことがないのです。
では、なぜカワイルカは、アナコンダを口に咥えたりしたのでしょうか?