1週間に推奨される運動量
世界保健機関(WHO)の2020年のガイドラインには、「成人は毎週150~300分の中強度の運動、または毎週75~150分の高強度の運動を行うべき」と規定されています。
中強度の運動とは、少し息が上がるがギリギリ会話できる程度の運動のことであり、軽めのジョギングやテニス、登山などが該当します。
また高強度の運動とは、息が上がって会話ができないような運動のことであり、ランニングや水泳、バスケットボールなどが該当。
つまり健康を維持したいなら、これらの運動量を毎週満たしていく必要があるのです。
運動の種類や組み合わせ方は自由なので、例えば、次のように割り振れるでしょう。
- 例1:軽めのジョギング40分を週4~7回
- 例2:水泳30分を週3~5回
- 例3:軽めのジョギング40分を週2回と水泳30分を週2回
- 例4:バスケットボールもしくは水泳60分を週2回
どれも健康的な運動ルーティンとなります。
しかし、運動がそこまで好きではない人、また忙しい人にとって、週に何度も運動する機会を設けるのは難しいでしょう。
定期的に運動する例1~3よりも、週末だけで達成できそうな例4の方が魅力的に思える人は多いはずです。
とはいえ、ここで疑問が生じます。
1週間分の運動を週末の1.2回にまとめる方法は、健康的に問題ないのでしょうか?