炭水化物が運動前に効果的な理由
人間の体は、炭水化物、タンパク質、脂肪の3つをエネルギー源として利用できます。
ただし優先順位があります。
第一に炭水化物が消費され、脂肪は炭水化物を貯蓄されていない断食状態のときにのみエネルギーに変換されます。
そして炭水化物も脂肪も利用できないときに、タンパク質がエネルギー変換されるのです。
つまり、「運動に必要なエネルギーを得る」ためには、優先順位が高く、エネルギーに変換されやすい炭水化物を十分に補給しておくことが大切なのです。
またマイプロテイン社のライト氏は、炭水化物の役割を次のように説明しています。
「私たちが運動するとき、体はアデノシン三リン酸(ATP)と呼ばれる分子を通常よりもはるかに多く燃焼させます。
このATPは生体エネルギーの通貨とも呼ばれ、体内の全てのプロセスで一定量が必要とされています。
そして体内に取り入れられた炭水化物が複雑なプロセスを経て、ATPを大量に生成してくれるのです」
つまり、運動するにはたくさんの「エネルギー通貨」が必要であり、その通貨を効率よく稼いでくれるのが、炭水化物というわけですね。
もし数時間後に体を動かすイベントが控えているなら、運動の種類に合った炭水化物を食べるようにしてください。
きっと、エネルギー不足になることもなく、高いパフォーマンスを発揮できるはずです。