英米の紅茶をめぐる紛争は250年前から続く因縁
紅茶に塩を入れる以外にもフランクル氏の著書には、美味しい紅茶を淹れるためのヒントが記されています。
例えば、「レモン汁を少し絞れば、紅茶の表面に浮いている灰汁(あく)を取り除くことができる」とか、「紅茶の温度を保つには背の低いどっしりしたマグカップを使うこと」とか、「茶葉のカフェインを抜くには、最初にティーバッグを浸してから30秒待ち、その液体を捨てて、また新しいお湯で5分ほど抽出すること」などです。
フランクル氏は10歳のときに母親が淹れてくれた紅茶を初めて飲んで以来、大の紅茶好きだという。
「アメリカ人の紅茶を淹れる習慣は本当にひどいもので、アメリカの高級レストランで飲んだ紅茶よりも、アイルランドのガソリンスタンドで出された紅茶の方が美味しかった」と自身の経験を述べました。
ですから、今回の研究は決してイギリスの紅茶文化をバカにするものではなく、アメリカ人が美味しい紅茶を簡単に淹れるためのヒントを見つけるためのものだったと話しています。
しかし、アメリカ人と英国人は、この件に関わらず、よくコーヒー派と紅茶派のような関係性で喧嘩している様子がよくネタにされます。

なぜ、アメリカは主にコーヒーを好んでいて、英国人は紅茶に異様なこだわりを持つのでしょうか? そしてなぜこの問題で、アメリカ人と英国人の喧嘩がネタにされやすいのでしょうか?
アメリカとイギリスの間で紅茶をめぐる確執には、アメリカ独立に関わる深い歴史背景があります。
18世紀、当時のアメリカはイギリスの植民地で、イギリス東インド会社がもたらす紅茶は人々の生活に欠かせないものでした。この頃のアメリカ人は紅茶を重要な生活必需品として嗜んでいたのです。
ところがイギリス政府は、財政赤字を補うために植民地だったアメリカに対して新聞・書類・砂糖・茶などに高い税金をかけてきました。
当然のアメリカ人は自分たちの代表者が参加していないイギリス議会の決定に怒り、「代表なくして課税なし(No taxation without representation)」と課税への抵抗運動として、1773年に、米東部マサチューセッツ州ボストンで、船に積んでいた300箱あまりの紅茶を海に投げ捨てるという事件を起こします。
後に、ボストン茶会事件として知られる出来事です。

紅茶を海に投げ込んで、何の意味があるんだと思ってしまいますが、紅茶は当時のアメリカ人にとって「イギリス支配を象徴する商品」であり、紅茶を拒絶して代わりにコーヒーを飲むことが、愛国的な行動として広まったのです。
結局、この騒動はアメリカ独立革命を引き起こすきっかけとなりました。
一方、イギリスでは紅茶の貿易が帝国の経済を支える柱となっていました。紅茶を飲むことは、単なる嗜好ではなく、誇りある伝統であり、帝国の文化そのものでもあったのです。
こうして、アメリカではコーヒーが「自由の味」となり、イギリスでは紅茶が「品位と伝統の象徴」となりました。その歴史の重みが、今でも両国の軽口のネタになっています。
こうして国の文化を代表するものになった食べ物の食べ方に、私たちはどうしても敏感になってしまうのかもしれません。
日本人なら、「美味しい寿司を食べるには醤油でなく、甘いシロップをかけるべきだ」と言われるようなものでしょうか。
これはどう考えても不味そうですが、”紅茶にひとつまみの塩”はもしかしたら本当に美味しいかもしれないので、ご自身の舌で確かめてみるのをオススメします。


























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この時に関税で嫌がらせされた記憶が今の関税万能主義のアメリカを生んでしまったのでしょうか…。
電子レンジの下は流石に笑ってしまった
アメリカ大使館の声明文はわざとやってるな。
海に紅茶ぶちこんでたのが、紅茶に塩一つまみになったんだからたいした進歩じゃないか
いやいや、寿司に甘いシロップの例えは全然違うでしょう
科学的な裏付けが無いのだから
このタイトルなんだよ
5chですか?もしかしてライターがゆとり~Zの可能性がある。もうメディア系にもゆとりが大分入り込んでるからね。2017年からの違和感ってそこ。このコメント載らないかも
載ってよかった。運営に感謝(*ゝω・)ノ
記事読んだら研究者が女でびっくり。てっきり5,60代の男性だと思ってたので…。
科学者なんて言えばね。
論争はともかく、英米でそう違ったことは言っていないように、見えます。
ブリンマー大学のあるペンシルベニア州というか、アメリカ東岸部は水道水が軟水です。総硬度を少し高めることで紅茶の渋みがとけにくくなって美味しくなりそうです。イングランドの(ロンドンを含む人口の集中する)南西部は、チョーク層を浸透した硬水が水道水として供給されます。生では不味くて飲めない水を紅茶にしたら美味しかった・さらに硬度がませば飲めたもんじゃなくなるという話に聞こえます。
軟水で紅茶を淹れるに際して、(煎茶の入れ方から類推すると)常温の水からゆっくり過熱してアミノ酸類を効果的に抽出し、渋みや苦みが漉し出てくる高温となる時間を短くすれば、硬水で淹れた紅茶に近い味わいになりそうです。
まあ、本場の値は、ミルクを入れるタイミングで論争が起きるところですから、紅茶に関してなにをしても噛みつきそうです
アメリカ人の方は落ち着いて聞いてほしいんですが、珈琲でも同じ効果が得られるので試してみてほしいです。
酸味の強い珈琲を生産している地域では伝統的な淹れ方で、味の抑制効果により塩を加えると酸味と苦みが抑えられる、という化学的な見解も得られています。
この化学者の方も主が変わっていても同じことを述べていると思うのですが、感情的な部分では受け入れがたいということですかね…。