「道路のひび割れや穴」の補修が追いつかない
道路のひび割れの多くは経年劣化が原因で生じますが、トラックの走行や地震などで一気に割れることもあります。
これのひび割れは、自動車やバイク、自転車の快適な走行を妨げ、時には事故の原因にもなりえます。
歩行者であっても、ひび割れで躓いて転倒してしまうこともあるでしょう。
また、一見危険がなさそうな小さなひび割れであっても、それを放置することで大きなトラブルに繋がることがあります。
ひび割れを長年放置するなら、そこから雨水が侵入。アスファルト混合物を剥離させ、結果として大きな穴(ポットホール)ができてしまいます。
そうなってしまうと、補修工事の規模が大きくなり、コスト面での損害も高まります。
とはいえ、世界中に張り巡らされた道路を見張り、小さなひび割れすべてに対処していくことは簡単ではありません。
ほとんどの国や地域では優先順位が設けられるため、都市から離れた地区では、ひび割れが放置されたままだったりします。
こうした道路補修問題を解決するかもしれないプロジェクトが、イギリスのハートフォードシャー州で進行中です。
ロボット開発企業「Robotiz3d」が開発した自律走行マシン「ARRES Prevent」を使って、道路のひび割れの自動修復のテストが行われているのです。