自動走行して道路のひび割れを補修するマシン
自動走行して道路のひび割れを補修するマシン / Credit:Hertfordshire County Council_Fully autonomous street crawlers could make potholes thing of the past(2024 New Atlas)
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田舎道の救世主!?自律走行して道路のひび割れをふさぐマシン

2024.04.14 Sunday

ひび割れた道路の上を自動車で走ると、車体がガタガタと揺れ、走り心地は良くありません。

自転車の場合は、ひび割れのせいで転倒してしまうことさえあるでしょう。

しかし、田舎道になればなるほど、ひび割れが補修されていないケースが多くなります。

イギリスでは、そんな問題を解決してくれるかもしれないマシンが登場しました。

イギリスのロボット開発企業「Robotiz3d」が、道路のひび割れを自動で補修してくれる自律走行マシン「ARRES Prevent」の路上テストに成功したのです。

「自律走行マシンが道路を補修する」なんて、まるで映画に出てくる近未来社会のようですが、私たちの世界はそんな社会に一歩近づいたようです。

Fully autonomous street crawlers could make potholes thing of the past https://newatlas.com/urban-transport/arres-prevent-autonomous-pothole-prevention/ Robotiz3d https://www.robotiz3d.com/ World’s first pothole preventing robot passes first test with flying colours https://www.hertfordshire.gov.uk/about-the-council/news/news-archive/worlds-first-pothole-preventing-robot-passes-first-test-with-flying-colours

「道路のひび割れや穴」の補修が追いつかない

道路のひび割れ
道路のひび割れ / Credit:Canva

道路のひび割れの多くは経年劣化が原因で生じますが、トラックの走行や地震などで一気に割れることもあります。

これのひび割れは、自動車やバイク、自転車の快適な走行を妨げ、時には事故の原因にもなりえます。

歩行者であっても、ひび割れで躓いて転倒してしまうこともあるでしょう。

また、一見危険がなさそうな小さなひび割れであっても、それを放置することで大きなトラブルに繋がることがあります。

ひび割れを長年放置するなら、そこから雨水が侵入。アスファルト混合物を剥離させ、結果として大きな穴(ポットホール)ができてしまいます。

そうなってしまうと、補修工事の規模が大きくなり、コスト面での損害も高まります。

ひび割れを放置することで大きな穴(ポットホール)に発展するケースも
ひび割れを放置することで大きな穴(ポットホール)に発展するケースも / Credit:Canva

とはいえ、世界中に張り巡らされた道路を見張り、小さなひび割れすべてに対処していくことは簡単ではありません。

ほとんどの国や地域では優先順位が設けられるため、都市から離れた地区では、ひび割れが放置されたままだったりします。

こうした道路補修問題を解決するかもしれないプロジェクトが、イギリスのハートフォードシャー州で進行中です。

ロボット開発企業「Robotiz3d」が開発した自律走行マシン「ARRES Prevent」を使って、道路のひび割れの自動修復のテストが行われているのです。

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