太古の昔から「進化」を続けてきた人類。その過程で私たちの祖先は様々な出来事を経験してきました。
しかし、もし私たちが突然「退化」を始めたらどうなってしまうのでしょうか?そんな素朴な疑問にYoutubeチャンネル “Life Noggin” が答えています。
人間が「退化」するとどうなるのか?実際にはハッキリと分かりませんが、その「予想」は立てることができます。
まずは、知能が高く「二足歩行」の私たちが…
「四足歩行」に戻ることが考えられます。
人間のように二足歩行「のみ」を行うといった特徴は非常にユニークなものであり、他の霊長類は、二足歩行も可能ですが、基本的には四足歩行で歩き回ります。
なぜ人間が二足歩行を始めたのかについては諸説ありますが、その一つとして「エネルギー代謝の効率」がいいからとった説があります。
二足歩行は四足歩行よりも「省エネ」なのです。
しかし逆に、二足で「走る」場合は逆にエネルギー効率が悪くなります。
さらに、進化前のあなたには「服を選ぶ楽しみ」がありません。
なぜなら…
全身に立派な「体毛」が生い茂っているからです。
なぜ人間が体毛を捨てたのかについても、様々な説があります。
ある説では、私たちが「水陸両方」に対応できるように毛を排除したと言います。
しかし、「水陸対応説」は証拠に乏しく、あまり信頼性の高いものではありません。
最も有力なのは、私たちが「体温調整」のためにフサフサな体毛を捨て去ったとする説です。
また、これは「退化」とは違うかもしれませんが、もし私たちが他の霊長類と同じような道をたどって進化していたとしたら、どんなことが起こったでしょう?
まず、私たちの食事はヴィーガン(完全菜食主義者)のようになります。
多くの霊長類は、肉々しい食事を好まないのです。
42年におよぶ、290の霊長類の食事を調査した2013年の大規模な研究において、中〜大型の霊長類の食事は「フルーツ」や「葉の野菜」が中心であることが分かっています。
しかし、私たちとDNAが最も近いとされる「チンパンジー」は、私たちと同様に「雑食」です。他の動物を殺して、肉を食らうことを好みます。
さらに言えば、彼らはサルの脳みそさえチューチューと吸い尽くしてしまいます。
良い子は見ちゃダメです。
いかがでしたか?
ちょっとグロテスクなラストでしたが、「退化」について考えてみることで、自分たちの祖先がたどってきた道が少しだけ見えましたね。
100万年後の私たち「人類」は、どのように進化、あるいは退化していると思いますか?この動画をヒントに思いを巡らせてみてください。
via: Life Noggin / translated & text by なかしー