疑似科学の餌食になる人はどんな性質を持っているのか?

「こんなの偶然なわけがない」――人は時に、単なる偶然に「見えない力」や「運命」を感じてしまうものです。
例えば、ある友人のことを考えていた瞬間にその人から電話がかかってきたり、時計を見るたびに同じ数字の並び(ゾロ目)を目にしたりすると、私たちは思わず特別な意味を勘ぐってしまいます。
日常にはこのような「奇妙な偶然」が溢れており、大半はただの偶然ですが、私たちの脳はそれを放っておかず、何かしらのメッセージを見出そうとするのです。
しかし、偶然の一致に深い意味を見出しすぎることは、時に私たちを誤った方向に導きます。
たとえばルーレットで赤が5回続くと「そろそろ黒が出るはず」と思ってしまう「ギャンブラーの誤謬(ギャンブラーの勘違い)」や、バスケでシュートが続けて入ると「今は手が温まっている」と信じてしまう「ホットハンド効果」など、私たちはランダムな出来事にも“それらしいストーリー”をつけてしまうのです。
疑似科学は、まさにこの「物語好きな脳」をうまく利用します。
たまたま頭痛が引いたタイミングと怪しいパワーストーンや高価なツボを買った時期が重なると、それらが「効いた」と考えてしまいます。
健康食品、スピリチュアル系のセミナー、量子ヒーリング……こうしたものがビジネスとして成立する背景には、「偶然の改善を、その商品のおかげだと思い込む」心理が静かに働いています。
これまでの研究では、超常現象などを信じる人が、偶然経験やランダムの誤解と結びついていることが報告されてきました。
しかし「ホメオパシー」「波動調整」といった“いかにも科学風”の疑似科学にも、同じ心のクセが関わっているのかどうかは、十分に体系的には調べられていませんでした。
(※ホメオパシーは「病気を引き起こす物質を水で何度も薄めていくと、その水に病気を治す力が宿る」「水に含まれる原因物質は薄ければ薄いほど病気を治す効果が高い」「希釈し過ぎて原因物質の分子が1つもなくなっても水には病気を治す情報が残っている」という疑似科学です。)
そこで今回研究者たちは、偶然に意味づけしてしまう傾向がある人が、疑似科学を信じやすいかどうかを調べることにしました。




























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