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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
history archeology

ヒト族は「直立二足歩行」をいつ手に入れたのか? (2/2)

2026.01.05 12:00:19 Monday

前ページ700万年前の化石に隠れていた「歩行の痕跡」

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脳はチンパンジーサイズ、歩き方はヒト

興味深いのは、サヘラントロプスの姿が完全にヒトに近いわけではなかった点です。

むしろ脳の大きさはチンパンジー並みで、生活の多くを樹上で過ごしていたと考えられています。

それでも地上では直立二足歩行を行っていた、つまり「木の上ではサル、地上ではヒト」というハイブリッドな生活スタイルだった可能性があります。

さらに研究は、サヘラントロプスの大腿骨が尺骨に比べて相対的に長いことも指摘します。

現代の類人猿は腕が非常に長く、脚は短いのが普通です。

一方、ヒト族は逆に脚が長い傾向があります。

サヘラントロプスはその中間で、アウストラロピテクスに近い脚の比率を持っていたとされます。

これもまた、直立歩行への適応を示す追加の証拠です。

研究を率いたスコット・ウィリアムズ氏は次のように語ります。

「サヘラントロプスは、今日のチンパンジーやボノボのような姿をしていても、地上では明確に“ヒト族型”の歩き方をしていた可能性が高い」

今回の研究により、直立二足歩行の起源は700万年前にまでさかのぼる可能性が出てきました。

もしサヘラントロプスが本当に二足歩行を獲得していたのだとしたら、ヒトの歩行は、私たちが想像していたよりもずっと早く進化していたのかもしれません。

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