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Credit: canva
health

人助けは「脳の老化を遅らせる」と判明

2026.01.07 07:00:55 Wednesday

「年齢を重ねると、物忘れが増えるのは仕方がない」

そう思っている人は多いかもしれません。

しかし米テキサス大学オースティン校(UT Austin)の最新研究から、日常的に人を助けているかどうかが、脳の老化スピードに大きく関わっている可能性が示されました。

特別なトレーニングや高価な治療ではなく、身近な人助けが脳の健康を支える。そんな意外な事実が注目を集めています。

研究の詳細は2025年8月8日付で学術誌『Social Science & Medicine』に掲載されました。

Helping Others Shown To Slow Cognitive Decline https://cns.utexas.edu/news/research/helping-others-shown-slow-cognitive-decline Helping Others May Be an Easy Way to Keep Your Brain Young, Study Finds https://www.sciencealert.com/helping-others-may-be-an-easy-way-to-keep-your-brain-young-study-finds
Helping behaviors and cognitive function in later life: The impact of dynamic role transitions and dose changes https://doi.org/10.1016/j.socscimed.2025.118465

人助けをする人ほど、脳の衰えが遅い

研究チームは今回、50歳以上の米国人3万1303人を対象に、約20年にわたる追跡データを分析しました。

用いられたのは電話調査による認知機能テストと、「どの程度、他者を助けているか」という行動データです。

その結果、定期的に人助けをしている人は、加齢に伴う認知機能の低下が約15〜20%抑えられていることが分かりました。

ここでいう人助けには、団体に所属して行う正式なボランティア活動だけでなく、近所の人を通院に連れて行く、親族の子どもの世話をする、友人の手続きを手伝うといった、いわば「非公式な助け」も含まれます。

特に興味深いのは、効果が一時的なものではなかった点です。

他者を助ける行動を続けている人ほど、年を追うごとに認知機能の低下が緩やかになっていました。

研究を主導したサエ・ファン・ハン氏は、短期間の気分転換のような効果ではなく、継続によって積み重なる恩恵であることを強調しています。

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