男性細胞と女性細胞が混ざり合っていた殺人被害者――法医学が見つけた“二人分のDNA”
男性細胞と女性細胞が混ざり合っていた殺人被害者――法医学が見つけた“二人分のDNA” / Credit:Canva
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男性細胞と女性細胞が混ざり合っていた殺人被害者――法医学が見つけた“二人分のDNA” (3/3)

2026.01.06 18:00:07 Tuesday

前ページ17種類の臓器を調べてわかった全身キメラ体質

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DNA鑑定の限界と、キメラ体質が突きつける教訓

DNA鑑定の限界と、キメラ体質が突きつける教訓
DNA鑑定の限界と、キメラ体質が突きつける教訓 / Credit:Canva

なぜ女性の体はキメラになっていたのか?

論文では、卵子が受精する前に自分で分裂を始め、母親由来の染色体を持つ配偶子(精子や卵子のように、遺伝子を半分だけ持つ細胞)を二つ作り、それぞれが遺伝的に異なる二つの精子に受精される、というモデルが提案されています。

イメージでたとえるなら、一つの卵子が二つに分かれてから、それぞれに別々の精子が入って受精し、それら2系統が喧嘩することなく一人の体の中で一緒に育ったようなものです。

その結果が、今回の「部位ごとに混ざり方が違う体」だというわけです。

また今回の研究は「DNA鑑定で二人分が混ざったように見えるパターンが出たからといって、必ずしも“二人の人間”がいるとは限らない」という、法医学に影響を与える結果も示しました。

法医学の現場にとっては、「混合に見えるパターン=必ず複数人」と決めつけず、必要に応じて体のさまざまな臓器のDNAを追加で調べることも求められるかもしれません。

もしかしたら未来の世界では、DNA鑑定の報告書の片隅に「ごくまれにキメラ体の可能性があります」と一行添えられるのが当たり前になるかもしれません。

その一文は、誰か一人の人生や、ある事件の真相を、静かに守る役割を果たすのだろうと思います。

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男性細胞と女性細胞が混ざり合っていた殺人被害者――法医学が見つけた“二人分のDNA” (3/3)のコメント

中国の話だし

“卵子が受精する前に自分で分裂を始め~二つの精子に受精される”
無茶1:卵子が勝手に分裂を始める。
無茶2:男性二人分の精子で受精。
SFだってこんな無茶な設定は作らないぞ。
無茶3:出産後に銃殺。司法解剖を超えたDNA分析
これ闇が深そう。
とある一族の為に人間使った移植用臓器生産していたらDNA混じっちゃったので母体を生体解剖して調べたって言われた方が信じる。

    だねぇ。。

    なんかね。同じ事思った。。
    結構色々奇形になりそうな気がするけど、そんな感じのことも書いてないし。

ゲスト

マーモセットだと珍しくないらしいですね。

のぐー

>無茶2:男性二人分の精子で受精。
そんなことどこに書いてある?
精液には精子が多数含まれてるぞ?
性染色体がXのケースとYのケースは50%ずつ存在するぞ?

馬鹿がいるけれど

人間にキメラが存在すること自体は疑いようのない事実で日本でもアメリカでももちろん中国でも存在するとされている
それを無茶ということ自体が茶茶無茶で、詳しくない人間が偉そうに言いがかりを付けないで欲しい
そもそもDNA自体には欠損はなく奇形の遺伝子もないのに突然変異もなく奇形になるわけがないだろう

ゲスト

身体の一部だけおっさんみたいだったりするんだろうか
美女だけど腋毛ボーボーとか

    ゲスト

    と、いうことはマッチもキメラ?
    …ネタが古すぎて判んないか。

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