「これが自分」の意識はいつ芽生えたのか?

自分の顔にシールが貼られているのに、まわりの友だちだけクスクス笑っている。
鏡を見て初めて「うわ、ついてたのか」と気づく──そんな経験をしたことがある人は多いと思います。
鏡がなければ、後ろ頭や喉の状態にはなかなか気づけません。
人間にとって鏡は、自分の体をチェックするための当たり前の道具ですが、ほかの動物にとってはどうなのでしょうか。
動物の研究では、額や喉など自分では見えない場所にマークをつけ、鏡を見せてそのマークを触ろうとするミラーテストで、鏡で自分を認識する能力を調べてきました。
チンパンジーやイルカ、ゾウ、カササギなど一部の動物だけがこのテストに合格し、「自己意識はごく限られたエリートの能力だ」と考えられがちでしたが、その解釈には議論も残っています。
しかし最近になり、チンパンジーやイルカで使われる「ミラーテスト」には落ちてしまうものの、鏡の前で複雑な行動を行う動物が次々と報告され、「落第=心がない」とは言えないのではないかと疑問が出てきました。
そこで今回研究者たちは、順番をあえてひっくり返し、「先に印をつけてから初めて鏡を見せる」ことで、魚が自己認識にたどりつくまでの道のりを秒から分の単位で追いかけようとしました。
もし魚が人間の子どもと同じように、鏡を見てすぐ自分に気づくとしたら、自己意識というものの生まれた時期は、サルどころか古代の魚まで大きくさかのぼるのかもしれません。
本当にそんなことがあるのでしょうか。




























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