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運動が老化した筋肉をどのように修復するか解明 / Credit:Canva
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【老化に抗う】運動で”若々しい筋肉”を保てるメカニズム解明 (2/3)

2026.01.21 11:30:33 Wednesday

前ページ筋肉は「作る」と「捨てる」を同時に管理している

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加齢で筋肉が衰えるのは、「DEAF1」スイッチが原因だった

研究チームが注目したのが、mTORC1の上流に位置する「DEAF1」という分子です。

DEAF1は、遺伝子のON・OFFを切り替える遺伝子のスイッチ役(転写因子)です。

この研究では、高齢の筋肉でDEAF1の量が増えていることが確かめられました。

DEAF1が増えると、mTOR遺伝子の発現が高まり、mTORがたくさん作られます。

その結果、mTORC1全体が常に高回転で動く状態に陥り、タンパク質の作り替えバランスが崩れてしまうのです。

本来、DEAF1はFOXOと呼ばれる調節タンパク質のグループによって抑えられています。

若い筋肉ではFOXOがしっかり働き、DEAF1が増え過ぎないようブレーキをかけているのです。

しかし、加齢によってFOXOの活性が低下すると、このブレーキが緩みます。

その結果としてDEAF1が上昇、mTORC1が暴走気味になり、筋肉のタンパク質管理システム全体が乱れてしまうのです。

つまり、加齢で筋肉が衰える理由は、単に「使わなくなるから」だけではなく、「筋肉の中の制御装置そのものが狂ってくる」ということを、この研究は示しています。

では、年を重ねた人に対して、「運動」はどんな効果をもたらすのでしょうか。

次ページ「運動」は加齢した筋肉の制御系を修復する

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