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※ 画像はイメージです/ Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
history archeology

メキシコで1400年前の「サポテカ文明の墓」を発見 (2/2)

2026.01.27 17:00:16 Tuesday

前ページ略奪通報から始まった大発見

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壁画と彫刻が語るサポテカの死生観

の内部も、驚くほど豊かな装飾に満ちていました。

二つの部屋を隔てる出入口には、石板を組み合わせた梁が設けられ、そこには「暦名」と呼ばれる刻印が施されています。

これは誕生日と結びついた象徴によって人物を表す命名体系で、神々や重要人物に用いられていました。

出入口の両脇には、頭飾りを付け、手に道具を持つ男女の像が彫られており、墓の守護者や祖先を表していると考えられています。

【発見されたサポテカ文明の墓の画像がこちら

埋葬室の壁には、白、緑、赤、青などで描かれた壁画が、当時の位置のまま残されていました。

そこに描かれているのは、コパルと呼ばれる樹脂の袋を担ぎ、行列をなして進む人々の姿です。

コパルは先スペイン期のメソアメリカで香として焚かれ、葬送儀礼や祭祀に欠かせないものでした。

この壁画は、死者を祖先として敬い、神々とのつながりを保とうとしたサポテカの葬送観を、具体的な情景として伝えています。

現在、INAHオアハカ・センターのチームが、墓の保存と調査を進めています。

壁画は根の侵入や昆虫、環境変化の影響を受けやすく、安定化作業が急がれています。

同時に、土器、図像、刻文、人骨といった資料の分析も進められ、墓に込められた意味が少しずつ明らかになりつつあります。

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