電球だけでなく真空管などの骨董装置も特殊材料を生んでいた可能性がある

今回の研究により、「エジソン式カーボンフィラメント電球に110ボルトの電圧をかけると、フィラメントをターボストラティック・グラフェンへと変えることができる」という事実が示されました。
これは、エジソンの電球を「密閉された自己加熱型のフラッシュ・ジュール加熱リアクター」として見直すことにもつながります。
著者たちは、「この解釈によって、フラッシュ・ジュール加熱という現代技術の起源と応用範囲の両方が、エジソンの時代にまで広がって見えてくる」と述べています。
ランプは2000度を超える温度で動作する、電気で自己加熱する密閉システムであり、シンプルな形とスケーラブルな材料を使った点も含めて、現代の材料合成の基本原理がすでにそろっていた、と位置づけられています。
エジソン電球は、安価で扱いやすいことから、学生実験や教育用の「小さなフラッシュ・ジュール加熱装置」として、グラフェン生成の仕組みを学ぶプラットフォームにもなり得ます。
さらに著者たちは、この視点から「真空管、放電灯(アークランプ)、初期のX線管など、他の歴史的な装置も、当時は気づかれなかった特殊な材料や反応を生んでいたかもしれない」と提案します。
現代のラマン分光や光学発光観測、赤外線温度計測を使えば、こうした古い装置の中で起きていた温度分布や相転移を、高い精度で“実況中継”することができるでしょう。
骨董品ショップの棚に並んだ古い電球が、実はナノ材料工場の“化石”だったと想像すると、歴史的な価値しかないと思われていた誇りを被った実験道具が急に宝箱のように見えてきます。
もしかしたら未来の世界では、「グラフェンの物語は、エジソンの白熱電球から静かに始まっていたのかもしれません」と、教科書の片隅に小さく追記されているかもしれません。



























![よーく聞いてね!3つのヒントで学ぶ!どうぶつカード ([バラエティ])](https://m.media-amazon.com/images/I/51zT3OcliFL._SL500_.jpg)
























ということは初期の動作以降は本来の素材の性能によって動作していたのではなくて、その時にできたグラフェンの性能で動作していた可能性も?
当時の技術でできる数少ない成功例に潜む
最先端素材を現代の技術で気づき、発見。
ロマンあるなぁ
つまり、タイムスリップで過去に飛ばされたとしても、グラフェンが必要になったらエジソン電球を作ればいいのか。
エジソン電球を作るまでの工業力や電気をどうするかは置いといて。
「層同士の間隔は0.345ナノメートル」…これってグラフェンじゃなくてグラファイトじゃないの?元論文にあたってみる。
元論文読めてないけど、恐らく元の竹の繊維構造のおかげで炭素の構造が揃いやすかったのが大きいと思う。熱処理の温度が2000℃と中途半端で、乱層構造(turbostraric)に留まっているだけで、更に加熱すればグラファイト様の三次元構造になる部分も増えるね。この温度帯で上手く原料選べばこんな風になるけど、TourはまたTourらしく上手く論文にまとめたんだね。