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「読み書き習慣」が認知症リスクを40%低下させる可能性 (2/2)

2026.02.12 12:00:08 Thursday

前ページ生涯の「知的刺激」がカギだった

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発症リスクが約38%低く、発症も5年以上遅れる

追跡期間中、551人がアルツハイマー病を発症し、719人が軽度認知障害を発症しました。

生涯の知的刺激が最も高い群では、アルツハイマー病を発症した人は21%でした。一方、最も低い群では34%が発症していました。

年齢や性別、教育歴などを統計的に調整した結果、知的刺激が高い人はアルツハイマー病のリスクが38%低く、軽度認知障害のリスクも36%低いことが示されました。

さらに注目すべきは発症年齢です。

知的刺激が最も高い群では、アルツハイマー病の平均発症年齢は94歳でした。最も低い群の88歳と比べて、5年以上遅れていたのです。

軽度認知障害でも同様に、85歳対78歳と、約7年の差が確認されました。

つまり、知的刺激は「発症を完全に防ぐ」わけではないものの、「発症を遅らせる」可能性が示されたのです。

今日の一冊が未来を変えるかもしれない

研究者らは、高齢期の認知機能は「生涯にわたる知的に豊かな環境への曝露に強く影響される」と述べています。

図書館や早期教育への投資が重要だという提言もなされています。

ただし、この研究は因果関係を証明したものではありません。若年期や中年期の経験は高齢になってから自己申告されたものであり、記憶の正確さに限界がある点も指摘されています。

それでも、読書や執筆といった習慣が、将来の認知機能と関連しているという事実は心強いものです。

もし本棚に積んだままの一冊があるなら、今日ページをめくることは、未来の自分への投資になるかもしれません。

静かな読書の時間が、あなたの脳を何年も若く保つ可能性があるのです。

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