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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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中国で発見の「ホモ・エレクトス」の化石、東アジア最古の人骨と判明 (2/2)

2026.02.19 21:00:44 Thursday

前ページ年代論争に終止符を打つ「177万年前」という数字

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ホモ・エレクトスは想像以上に早くアジアへ広がった?

ホモ・エレクトスは、アフリカで約200万年前に出現し、最初にアフリカを出た人類だと広く考えられています。

ジョージアのドマニシ遺跡では、約178万〜185万年前の化石が見つかっています。

今回の年代は、ドマニシとほぼ同時期です。

つまり、ホモ・エレクトスはアフリカを出たあと、比較的短い時間で中国内陸部まで到達していた可能性があります。

さらに興味深いのは、湖北省で見つかった頭蓋骨は同時期のドマニシ個体よりも脳容量が大きい特徴を示している点です。

これはアフリカ外に出た初期ヒト族のあいだに、すでに多様性が存在していたことを示唆します。

ただし、問題はまだ残っています。

中国では約210万年前や243万年前とされる石器も報告されています。

もしこれらの年代が正しいなら、石器のほうが化石よりもさらに古いことになります。

そうなると、最初にアジアへ到達したヒト族が必ずしもホモ・エレクトスだったとは限らない可能性も浮上します。

今回の年代更新は、その議論に新たな基準点を与えたにすぎません。

ホモ・エレクトスがいつ最初にアジアへ到達し、いつ姿を消したのかは、依然として研究の最前線にあるのです。

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