画像
ヒヨコのような幼い家畜でも、人間に優しく撫でられると幸せを感じる / Credit:Canva
animals plants

ヒヨコも人間との触れ合いで「幸せ」を感じている (2/2)

2026.04.01 11:30:37 Wednesday

前ページ小さな家畜でも、人間に優しく触れられると「嬉しい」のか

<

1

2

>

ヒヨコたちにとって撫でられることはポジティブな体験だった

この研究で特に重要なのは、ヒヨコたちが中立条件の部屋を特に避けてはいなかったことです。

もし優しく触れられた部屋が選ばれた理由が、「もう片方の部屋が嫌だったから」なら、中立の部屋を避ける傾向がもっとはっきり出るはずです。

ですが、実際にはそうではありませんでした。

つまり今回の結果は、「嫌な部屋を避けた」というより、「優しく触れられた部屋を好んだ」と考えるほうが自然です。

このことは、優しい接触が単なるストレス低下にとどまらず、ヒヨコにとってポジティブな価値を持つ体験だった可能性を示しています。

行動の変化も、その見方を後押ししています。

実験の最初の段階では、撫でられることを受け入れるヒヨコは約70%でしたが、回数を重ねるうちにその割合はさらに高くなり、最終的にはほとんどのヒナ(95%)が受け入れるようになりました。

さらに、一部のヒヨコは撫でられている最中に眠る様子も見せました。

これは少なくとも、その接触を強く嫌がっていなかったことや、リラックスした状態に近づいていた可能性を示す行動と考えられます。

鳴き声の回数も少なくなっており、穏やかな接触がヒヨコの反応に変化をもたらしていたことがうかがえます。

では、なぜこのような結果になったのでしょうか。

論文では、ヒヨコがまだ若く、初期の経験の影響を受けやすい時期だった可能性が指摘されています。

成長の早い段階で人間から穏やかに接してもらうことは、その後の人間への感じ方を形づくるうえで特に重要なのかもしれません。

この発見は、家畜福祉の面で見逃せません。

人間の接し方次第で、動物にとって人間が「恐怖を生む存在」にも「よりポジティブな存在」にもなりうることが示されたからです。

とくに若い時期の経験は、その後の行動やストレス反応に長く影響する可能性があります。

たとえ小さく幼い家畜であったとしても、彼らは人間の接し方から多くのことを感じ取っているのです。

<

1

2

>

ヒヨコも人間との触れ合いで「幸せ」を感じている (2/2)のコメント

ゲスト

魚とかもそうですけど彼ら撫でられるの割と好きそうですよね。
自分で体触れないからなのでしょうけど。
自分で触ることのできる人間としては撫でてほしいと思ったことないのですけど。

    ゲスト

    人間も例えばマッサージチェアでリラックスする人がいるように、身体に適度な刺激を受けることがポジティブな反応になる場面は多いと思います。
    ただ人間の場合、誰に撫でられるかといったことや、その時置かれた環境などの複雑な要因に左右されやすいんでしょう。

ゲスト

世知辛い世の中にあって、心暖まる良い記事ですね。

今晩のおかずはケンタッキーにしよう。

    ゲスト

    世の中こういうニュースだけで良い

    ゲスト

    鬼か

ゲスト

可愛すぎる

ゲスト

うわぁ…こんなの読んじゃうと、オスメス選別後、即グラインダーにかけられるオスのヒヨコなんて見られないですよ…(涙)

ゲスト

「ナデナデシテー」

「ファー…ブルスコ…ファー…ブルスコ…ファ- モルスァ モルスァ」

ゲスト

なんか切なくて泣きそう

コメントを書く

※コメントは管理者の確認後に表示されます。

0 / 1000

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

動物のニュースanimals plants news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!