科学は「正しければ広がる」わけではなかった――1200本の人気動画で見えたSNS別の勝ち筋
科学は「正しければ広がる」わけではなかった――1200本の人気動画で見えたSNS別の勝ち筋 / Credit:Canva
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科学は「正しければ広がる」わけではなかった――1200本の人気動画で見えたSNS別の勝ち筋 (4/4)

2026.04.02 17:00:45 Thursday

前ページ研究者たちが見つけた勝ち筋のヒント

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科学系インフルエンサーの虎の巻

以下の表は、論文の結果と著者たちの提案をもとに整理したものです。

プラットフォームごとに好まれる科学系動画の特徴
プラットフォームごとに好まれる科学系動画の特徴 / Credit:Aiger et al., 2026 / Computers in Human Behavior

この表は、「同じ科学の話でも、出す場所ごとに勝ち方が違う」という論文のいちばん大事な結論をまとめたものです。

ざっくり言えば、TikTokはまず反応を集める場、Instagramは見た目のよさや前向きさで好感を作る場、YouTubeはすぐの反応よりも、筋道だった説明で理解を深める場と言えるでしょう。

どの分野がどのプラットフォームに有利でどんな話し方がいいのか
どの分野がどのプラットフォームに有利でどんな話し方がいいのか / Credit:Aiger et al., 2026 / Computers in Human Behavior

この表は、SNSの違いだけでなく、科学の分野によっても反応の出方が変わることを整理したものです。

工学や物理・数学は「なるほど」と受け止められやすく、いいねやリアクションが強めで、社会科学は「それはどういうこと?」と意見したくなるぶんコメントが伸びやすい、という違いが見えます。

健康科学は信頼感を崩さないことが大事で、実験科学は少し明るさや人間味を足す余地があり、芸術・人文科学は派手な数字より余韻や批評性が残るタイプです。

「科学発信」と一口に言っても、分野ごとに読者が求める反応が違うわけです。

数字で見る反応の大きさ
数字で見る反応の大きさ / Credit:Aiger et al., 2026 / Computers in Human Behavior

この表は、印象論ではなく数字だけで三つのSNSを比べたものです。

ここでまず目立つのは、TikTokがいいね、コメント、リアクション、投稿反応率でかなり強いことです。

一方でYouTubeは、すぐの反応では見劣りしやすくなっています。

ただそれが価値の低さとイコールではありません。

むしろ「バズの強さ」と「じっくり伝える力」は同じではないということが浮き彫りにされます。

まとめ
まとめ / Credit:Aiger et al., 2026 / Computers in Human Behavior

この表は、論文全体の結果と研究者たちの提案をまとめたもので「何を伝えるか」だけでなく、「どこで伝えるか」と「どんな目的で伝えるか」を先に決めることが重要であることを示しています。

とにかく反応を集めたいならTikTok、好感や共有を狙いたいならInstagram、理解や保存版の価値を残したいならYouTube、という使い分けが基本線になります。

また、工学系は「なるほど」を取りやすく、社会科学は「語りたい」を起こしやすいなど、分野によっても勝ち方が変わります。

ただしこれは人気上位投稿から見えた傾向を研究者の提言をもとにまとめたもので、先にも述べたように、この通りやれば誰でもこうなるというわけではありません。

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科学は「正しければ広がる」わけではなかった――1200本の人気動画で見えたSNS別の勝ち筋 (4/4)のコメント

ゲスト

住人の質というか傾向が違うってことですよね。
そこに合わせていかないと苦戦しがちになるっていう。

ゲスト

「勝ち筋」とかみ「刺さる」なんて言葉を使ってしまってる時点で終わってるだろ
現実世界の歴史で現実に広く受容され普及しているものに「勝ち筋」も「刺さる」も無いことくらい少し観察すればわかる
Transfomerを使用した大規模言語モデルを使ったAIシステムは勝ち筋があったの?刺さったの?

そんなものは無い
単に実用的だっただけ
「勝ち筋」とか「刺さる」はこの世界の歴史に参加できない負けた人たちが自分を慰めるために使う言葉
現実世界になんの爪痕も残せない無能さから目を背けるために「勝ち筋」とか言ってれば何か意味があることをやってると思い込めるので絶望しなくて済む
それだけの話でしかない

ゲスト

普通に論文として出されているものが、どれだけ引用されどれだけ読まれてるかのカウント
それをカウントに入れない解釈そのものが、何を物語っているか。
この記事も正しさより広がる方向に行っているということではないか

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