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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
history archeology

1400年前の「姉弟の遺体」を発見ーー姉が弟を見守るような配置

2026.04.17 18:00:34 Friday

約1400年前に亡くなった2人の子どもが、まるで生前の関係をそのまま再現するかのような姿で埋葬されていました。

英国で発見されたアングロサクソン時代の墓から、並んで眠る少年と少女の遺体が見つかり、その配置が「姉が弟を見守っているように見える」として注目を集めています。

さらに、英フランシス・クリック研究所(FCI)の最新の古代DNA解析によって、この2人が実際に兄妹であったことが確認されました。

ただ並んで葬られただけではありません。

そこには、当時の人々が抱いた感情や関係性までもが刻み込まれていたのです。

Anglo-Saxon burial holds an older sister cradling her little brother after they both died 1,400 years ago, possibly of an infectious disease https://www.livescience.com/archaeology/anglo-saxon-burial-holds-an-older-sister-cradling-her-little-brother-after-they-both-died-1-400-years-ago-possibly-of-an-infectious-disease DNA Breakthrough Reveals Anglo-Saxon Brother and Sister Double Burial https://www.timeteamdigital.com/news/dna-breakthrough-reveals-anglo-saxon-brother-and-sister-double-burial

発掘とDNA解析が明かした「本当の関係」

この発見は、イングランド南西部チェリントンにあるアングロサクソン墓地で行われた発掘調査によるものです。

2024年、考古学チームはここで珍しい「二体の埋葬」を発見しました。

墓の中には、鉄の剣を持った7〜8歳の少年と、ネックレスや糸や布を入れていたと考えられる円筒形の容器を伴った10代の少女が一緒に埋葬されていました。

【こちらが実際に、研究チームが復元した埋葬のイメージ画像です】

アングロサクソン時代にも複数の遺体が同じ墓に入れられる例はありますが、多くは異なる時期に追加される形です。

同時に埋葬され、しかも血縁関係があることが確認されるケースは極めて稀です。

このため研究者たちは、ロンドンのフランシス・クリック研究所による古代DNA解析を実施しました。

その結果、2人は姉弟であることが判明します。

つまり、この墓は単なる偶然の「二体埋葬」ではなく、同じ家族の子どもたちが同時に葬られた場所だったのです。

さらにチームは、2人がほぼ同時期に死亡した可能性が高いと考えています。

急速に進行する感染症が原因で、短期間のうちに命を落とした可能性が指摘されていますが、具体的な死因は現時点では特定されていません。

次ページ「弟を見守る姉」という姿勢に込められた意味

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