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Credit: canva
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カニが「横歩き」を始めた時代が明らかに (2/2)

2026.04.24 18:00:38 Friday

前ページ横歩きは「一度だけ」生まれた進化だった

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2億年前の地球変動とカニの繁栄

横歩きが生まれたと推定されるのは、約2億年前の前期ジュラ紀です。

この時代は、三畳紀末の大量絶滅の直後にあたります。

多くの生物が姿を消したことで、生態系には空白が生まれ、新しい進化が起こりやすい状況でした。

さらに当時はパンゲア大陸の分裂が進み、浅い海域が広がるなど、カニ類が進出できる新しい環境が増えていました。

こうした背景の中で横歩きという新しい移動様式を獲得したことが、カニの多様化につながった可能性があります。

横歩きには、左右どちらにも素早く移動できる、逃げる方向を予測されにくいといった利点があると考えられています。

これは捕食者からの回避に有利に働き、生存率を高めたと推測されます。

つまり、環境の変化と新しい行動の進化が組み合わさることで、カニは現在のように多様で繁栄したグループへと発展したのかもしれません。

「動き方」が進化を左右する

この研究が示しているのは、単にカニの歴史だけではありません。

重要なのは、「どのように動くか」という行動そのものが、進化や多様化に大きく影響する可能性があるという点です。

生物の進化というと、形や構造の変化に注目しがちですが、本研究は行動もまた重要な進化の鍵であることを示しています。

カニの横歩きは、その象徴的な例といえるでしょう。

今後は化石データや実験研究を組み合わせることで、この横歩きがどの程度カニの多様化に寄与したのか、さらに詳しく明らかになると期待されています。

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