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Credit: canva
psychology

恋人を「最高の相手」と思うことには「意外なデメリット」があった

2026.04.28 07:00:48 Tuesday

「この人は自分にはもったいないくらい素敵な相手だ」

恋愛の中で、こんなふうに感じたことはないでしょうか。

相手を心から魅力的だと思えることは、関係を深めるうえで大切な要素に思えます。

しかし独ヘルムート・シュミット大学(HSU)の最新研究で、この感覚には意外な“落とし穴”が潜んでいる可能性があるようです。

それによると「パートナーをどれだけ魅力的だと感じているか」が、恋愛の満足度だけでなく、自分自身の評価にも影響を与えることが明らかになりました。

具体的には、パートナーを「最高の相手だ」と思うことで、自分の評価が下がりやすくなる傾向にあったのです。

研究の詳細は2026年4月10日付で学術誌『SSRN』に掲載されています。

The Downside of Thinking Your Partner Is a Great Catch https://www.psychologytoday.com/us/blog/the-asymmetric-brain/202604/the-downside-of-thinking-your-partner-is-a-great-catch
Catching a Good Catch: How Viewing Your Partner as Desirable Drives Satisfaction but Threatens Self-Esteem https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=6556807

「いい相手」と思うほど、関係満足度は上がる

人は恋愛相手を選ぶとき、単に見た目の魅力だけで判断しているわけではありません。

心理学では「メイト価値」という概念が使われており、これは外見、性格、経済力、社会的地位、将来性などを含めた「恋愛相手としての総合的な価値」を指します。

興味深いことに、人は必ずしも「最高の相手」を狙うわけではなく、自分と釣り合うと感じる相手を選ぶ傾向があります。

つまり、自分の中で「こういう相手がバランスが良く、最適だ」と感じるラインが存在しているというのです。

では、そのバランスを超えて「自分よりもはるかに魅力的だと思う相手」と付き合った場合、何が起きるのでしょうか。

研究チームはカップルを対象に、自分とパートナーのメイト価値の認識、関係満足度、そして自己評価(自尊心)を調査しました。

その結果、まず明らかになったのは、パートナーを高く評価するほど恋愛関係の満足度は高くなるという点です。

これは直感的にも理解しやすい結果です。

「こんな素敵な人と一緒にいられる」という感覚は、関係そのものに対するポジティブな評価につながります。

いわば「いい相手をつかまえた」という実感が、恋愛の幸福感を押し上げているのです。

その一方で、見逃せないデメリットもありました。

次ページその裏で「自己評価」は下がっていた

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