複雑だったジャンルも、現代では似た構造に近づいている
研究チームは次に、曲の年代情報を加えて、音楽構造が時代とともにどう変わってきたのかを調べました。
その結果、クラシックでは、時代が新しくなるにつれて複雑性の指標が低下する傾向が見られました。
ジャズも、初期には複雑性が高まった後、次第に低下し、近年では安定する傾向を示しました。
一方で、ポップ、ロック、電子音楽、ヒップホップなどは、もともとクラシックやジャズほど高い複雑性を示さず、時間が経っても比較的フラットな推移を示しました。
ここで重要なのは、単に「現代ジャンルはクラシックより単純だった」という話ではありません。
より注目すべきなのは、かつて複雑な構造を持っていたクラシックやジャズまで、近年になると比較的新しい大衆音楽系のジャンルに近い値を示すようになった点です。
つまり、ジャンルごとの個性が完全に消えたわけではないものの、MIDIで見える旋律や和声の音符移動パターンでは、ジャンル間の差が少しずつ薄れ、音楽全体が似た方向へ近づいている可能性が示されたのです。
研究では、音程の使われ方をもとに時代ごとの音楽を配置したところ、1950年から1979年ごろの音楽が、古い時代の複雑な構造と、近年のより単純化した構造の中間に位置することも示されました。
いわば、二つの時代をつなぐ「橋渡し」のような時期だったのです。
この時期は、ジャズ、ロック、ポップ、電子音楽などが広がり、録音メディアや大衆音楽産業も大きく変化した時代と重なります。
この研究は「現代音楽の価値が下がった」と結論づけるものではありません。
現代音楽の複雑さは、音色、録音、リズム、声、サウンドデザインなど、今回の方法では測りにくい別の場所に現れている可能性があります。
とはいえ、私たちが何となく感じる「最近の曲はどこか似ている」という印象に対して、この研究は一つの科学的な説明を与えてくれました。



























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>西洋音楽は日々単純化され、反復的になっている
『トワイライトゾーン』のテーマ曲
垣根の垣根の垣根の垣根の垣根の……
日本の音楽は”まだ”クリエイティビティがあるってことですか?
音楽の複雑性は、音楽が録音されその音が加工されるようになってから、音符だけで測定できるようなものではなくなった。波形や周波数の分布まで測定しないと、あまり意味はない。とはいえ音符のみで測定しだ場合に、ある程度の傾向が見られるという結果は面白い。
日本でも欧米でもラップ的な音楽が増えていると感じる
最近の音楽については、ラップがギターやベース、ドラムと同列の楽器の一種になってるって印象があるな〜。
つまらなくなって死んでしまうのか…?
ボカロはより複雑になったて聞いたんですけど…何もかも分からないです
EDM好きなんだけど最近はひでえもんだよベース音しか聞こえねえ
人が心地良いと感じる和音、コード進行はほぼ出尽くしてしまった現代なので、音符の複雑性が消えるのは仕方ない
新しい和音やコード進行の発掘は無理だと思うし(人類が新しい波長を聞ける様にならない限り)、ジャンルとジャンルの邂逅を繰り返していくのがしばらく続くんだろう
大丈夫、いい曲だっていっぱい出てきてるよ