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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
psychology

「恋愛目的」と「友達目的」フラれて辛いのはどっち?

2026.05.14 07:00:14 Thursday

「好きな人に告白してフラれる」のと、「友達になれそうな人に拒まれる」のでは、どちらが心に響くのでしょうか。

多くの人は、おそらく恋愛での拒絶の方がつらいと考えるはずです。

恋愛には、好意、魅力、将来への期待、自分の価値までが重なりやすいため、「友達として断られるよりも深く傷つく」と感じるのは自然です。

ところが、オランダ・ライデン大学(Leiden University)の最新研究では、意外な結果が示されました。

人は恋愛でフラれる方がつらいと予想しがちですが、実際に拒絶を経験したときの心理的ダメージは、恋愛目的でも友達目的でも大きく変わらなかったのです。

研究の詳細は2026年3月10日付で学術誌『European Journal of Social Psychology』に掲載されています。

Does romantic rejection hurt more than platonic rejection? A new study says no https://www.psypost.org/does-romantic-rejection-hurt-more-than-platonic-rejection-a-new-study-says-no/
What Could Have Been: Predicted and Actual Exclusion by Potential Romantic Partners and Platonic Friends https://doi.org/10.1002/ejsp.70066

「恋愛でフラれる方がつらい」という直感は本当か?

恋愛での拒絶は、特別に痛いものと考えられがちです。

好きな人に受け入れられないと、「自分には魅力がないのではないか」「相手に選ばれなかった自分には価値がないのではないか」と感じてしまうことがあります。

恋愛関係は、単なる人間関係の一つではなく、親密さや支え、将来の生活、自己肯定感まで結びつきやすいものです。

そのため、恋愛対象から拒絶されることは、友人候補から拒絶されるよりも心に深い傷を残すように思えます。

研究チームはまず、この直感がどれほど広く共有されているのかを調べました。

研究1では、アメリカの成人1500人を対象に、「恋愛対象になり得る相手に拒絶される場合」と「友人になり得る相手に拒絶される場合」のどちらがより苦痛だと思うかを尋ねました。

その結果、およそ半数の人が、恋愛対象からの拒絶の方がつらいと予想しました。

一方で、友人候補からの拒絶の方がつらいと考えた人は約4分の1で、残りの人はどちらも同じくらいつらいと考えていました。

つまり、多くの人の予想はやはり「恋愛でフラれる方が痛い」という方向に傾いていたのです。

では、実際に拒絶を体験したときにも、その差は現れるのでしょうか。

研究2では、18〜29歳の独身成人934人を対象に、オンラインの交流アプリに似せた実験を実施。

参加者は、恋愛目的で相手と関わる条件、または友達目的で相手と関わる条件に分けられました。

そして、参加者は相手から好意的に受け入れられる条件、または否定的な反応を受けて拒絶される条件のいずれかを体験しました。

その後、参加者の所属感、自尊感情、コントロール感、有意味感、感情的な幸福感などを測定しました。

果たして、結果は…?

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