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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
psychology

過激思想や権威主義に流されやすい人の「思考スタイル」とは (2/3)

2026.07.09 17:00:56 Thursday

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変化を嫌う人が求めてしまう危険な思想

認知的硬直性を理解するうえで分かりやすいのが、「カード分類課題」のような心理テストです。

この課題では、参加者はカードを色や形などのルールに従って分類します。

最初は「赤いカードは赤いカードに合わせる」というように、色で分類すると正解になります。

参加者はそのルールを覚え、うまく得点できるようになります。

ところが途中で、本人には知らされないままルールが変わります。

今度は色ではなく、形で合わせなければ正解にならないのです。

このとき、柔軟な思考を持つ人は、古いルールが通用しなくなったことに気づきます。

そして、試行錯誤しながら新しいルールを探します。

一方で、認知的に硬直した人は、古いルールが間違っている証拠が出ていても、同じやり方を繰り返しがちです。

つまり、現実が変わっているのに、頭の中のルールを変えることが苦手なのです。

これは単なるゲーム上の癖に見えるかもしれません。

しかし研究では、このような認知的硬直性を示す人ほど、独断的で、権威主義的で、イデオロギー的な暴力にも賛同しやすい傾向があるとされています。

極端な思想は、多くの場合、世界を単純に説明してくれます。

「正しい側」と「間違った側」をはっきり分け、複雑な問題に明確な答えを与え、誰に従えばよいかを示してくれます。

曖昧さや変化が苦手な心にとって、こうした思想は強い安心感をもたらします。

不確実な世界の中で、「これだけを信じておけばいい」という硬い枠組みは、魅力的に見えてしまうのです。

そのため、認知的に硬直した人は、変化の多い現実を柔軟に受け止めるよりも、変わらないルール、絶対的な正しさ、強い指導者、明確な敵味方の構図に惹かれやすくなる可能性があります。

過激主義や権威主義は、そのような心にとって、混乱を整理してくれる「わかりやすい地図」のように働くのです。

次ページ過激思想に流されないための「思考法」

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