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認知症なしの人生をもっと楽しむには? / Credit:Canva
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“認知症なしの人生”を13年延ばす「45歳から気を付けたい3つのこと」 (2/2)

2026.08.09 12:00:04 Sunday

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高血圧・糖尿病・喫煙が重なるほど「認知症なしの時間」が短くなる

55歳から95歳までの40年間について、「生きていて、認知症でもない状態」で過ごす平均年数を計算すると、血管リスクが0個だった人は30.1年でした。

ところが1個では26.3年、2個では21.0年、3個すべてを持つ人では17.5年まで短くなりました。

0個と3個の差は12.6年です。

さらにリスク0個の人と比べると、3個すべてを持つ人では認知症を発症するハザードが2.69倍でした。

それ以上に大きかったのが死亡との関連で、認知症になる前に死亡するハザードは5.61倍に達していました。

3つのリスクを持つ人は認知症を早く発症しやすいだけでなく、それより前に亡くなる人も多かったため、「生きていて認知症ではない時間」が大きく短くなっていたのです。

実際、95歳までの累積認知症発症率は、リスク0個の人で42%、3個の人では23%と、一見すると逆転していました。

しかしこれは3リスク群で認知症になる前の死亡が非常に多く、認知症が増える高齢期まで生存する人自体が少なかったためです。

研究者らは背景として、高血圧や糖尿病による慢性的な血管の損傷や炎症、喫煙に伴う酸化ストレスなどが関係している可能性を挙げています。

こうした負担が積み重なることで動脈硬化や脳卒中のリスクが高まり、さらにアルツハイマー病に関係する変化にも影響する可能性があります。

では、今から何ができるのでしょうか。

研究者は今回の結果を踏まえ、中年期から禁煙し、血圧など血管の健康に注意する重要性を訴えています。

特に研究責任者のジョセフ・コレシュ(Josef Coresh)氏は、45歳ごろから血管の健康に目を向けることを呼びかけています。

とはいえ、今回の研究は観察研究であり、血管リスクも中年期の1時点で評価されました。

そのため、禁煙や血圧・糖尿病と「認知症なしの人生」の関係については、今後さらに調べる必要があります。

それでも今回の結果は、老後の脳を守る準備が高齢になってから始まるのではなく、中年期から血管を守ることと深くつながっている可能性を示しています。

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