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health

高血圧対策は「塩分を減らす」だけでなく、「あるもの」を増やすといい (2/2)

2026.08.09 21:00:35 Sunday

前ページ「塩を減らす」だけでは高血圧対策が難しい

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カリウムを増やすと、なぜ血圧にいいのか?

その理由を理解する鍵になるのが、腎臓の働きです。

腎臓は尿を作りながら、体内にどれだけナトリウムやカリウムを残すかを細かく調節しています。

そして私たちの体には、カリウムが不足すると、それをできるだけ体内に残そうとする仕組みがあります。

これは「腎臓のカリウムスイッチ」と呼ばれる仕組みです。

人類が現在ほど塩分の多い食品を食べていなかった時代には、貴重なカリウムを失わないために役立つ仕組みだったと考えられています。

しかし現代では、ナトリウムを多く摂り、カリウムをあまり摂らない食生活が珍しくありません。

するとこの仕組みがナトリウムを体内に保持する方向にも働き、結果として血圧を上げやすくする可能性があります。

カリウムを十分に摂ることは、こうした状態を改善し、ナトリウムを尿から排出しやすくする方向に働くと考えられています。

実際、中国で行われた大規模研究では、普通の食塩の一部を塩化カリウムに置き換えた代替塩を使った人々で、血圧だけでなく心血管イベントも減少しました。

その効果については、「ナトリウムを減らしたこと」に加えて「カリウムを増やしたこと」も重要だった可能性があります。

そこで著者らは、食品メーカーが単純にナトリウム量だけを見るのではなく、ナトリウムとカリウムのバランスも考えて食品を設計することを提案しています。

また、野菜や果物などカリウムを多く含む食品を摂りやすくする社会的な取り組みも重要だとしています。

ただし、これは「カリウムを大量に摂ればいい」という意味ではありません。

進行した腎臓病がある人や特定の薬を使用している人では、カリウムを摂りすぎることが危険になる場合もあります。

また今回の論文は新しい臨床試験ではなく、これまでに蓄積された研究結果をもとに、公衆衛生の方向性を提案した見解論文です。

それでも今回の議論は、高血圧対策の考え方を少し変えるものかもしれません。

これまでの合言葉は「塩分を減らす」でした。

しかしこれからは、「ナトリウムを減らし、カリウムを増やす」という両方の視点から食生活を考えることが、より現実的な高血圧対策になるのかもしれません。

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高血圧対策は「塩分を減らす」だけでなく、「あるもの」を増やすといい (2/2)のコメント

ゲスト

日本人には見当違いな要素だと思ってる減塩とかは

ゲスト

塩分気をつけてバナナとってたけど
あと普通に羅列されてる食べ物もとってた
ウォーキングもツボもやった
下がらず薬になってすぐ下がった

鈴木

慢性腎炎の方は、カリウムの摂取制限を受けています。積極的に摂って大丈夫でしょうか?

減塩を心掛けている方は、減塩食品を積極的に利用しています。減塩しょうゆなど、鹹味の一部をカリウムで代替している減塩食品を取っていれば、(値の張るフルーツを食べなくとも)自然とカリウムが取れそうに思えます。

意地悪な見方をするなら、カリウムを過多に摂ると、副腎皮質ホルモンのミネラルコルチコイドが働いて、ナトリウムを貯留してカリウムを排出しようとしますので、かえってナトリウムを貯めてしまうことも考えられます。

境界線上の高血圧

20代から境界線上の高血圧で50が見えてる年頃だが酢とココアと運動(HIIT等)をするようになって血圧が20-30位下がったわ‥カリウムは数値で実感できなかったからすぐやめてしまったけど腎臓に影響するなら気になるな。

dobu san

2026年3月から保険適用となった薬に頼らない「腎デナベーション」など新たな治療法が導入されています。

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