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神童の高い知能は「意外と続かない」 / Credit:Canva
education

”神童”の「高い知能」が成人期まで続くことは稀、大規模研究で判明 (2/2)

2026.08.14 11:30:33 Friday

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7歳で高能力でも、16歳まで維持したのは16%

7歳でGCAが115を超えていた子どものうち、16歳でも高能力水準を維持していたのは16%でした。

また、12歳で高能力だった人では次の測定時点まで高水準を保った割合が23%、16歳で高能力だった人では21歳まで保った割合が24%でした。

さらに、より極端な高得点者に絞った分析でも、7歳で130を超えていた207人の大半は、その後同じ高得点を維持していませんでした。

一方、7歳では99より高く115未満だった人の中にも、後から高能力群に入る人がいました。

7歳から16歳では8%が115を超える水準まで上昇しています。

つまり、幼少期の検査は「将来もこの順位が続く」という保証ではなく、その時点での認知能力を切り取った一枚の写真に近いのです。

そして、年齢をまたいだGCAの相関は、4歳から7歳で0.32、7歳から12歳で0.45、12歳から16歳で0.59、16歳から21歳で0.65と、年齢が上がるほど高くなっていました。

研究者たちは、この結果から平均すると12歳ごろから高能力の判定がより安定しやすくなると考え、その後も継続的に評価する必要があるとしています。

では、こうした違いには何が関係していたのでしょうか。

分析では、ポリジェニックスコアや親の社会経済的地位、学校への取り組みの高さが、より高いGCAやプラス方向の変化と関連しました。

一方、今回測定された親のしつけや家庭内の混乱などの家庭関連指標は、GCAの長期的な変化率とはほとんど関連しませんでした。

ただし、これは「知能は遺伝だけで決まる」という意味ではありません。

今回の研究は長期間の観察データを分析したものであり、これらの要因が認知能力の変化を直接引き起こしたとまでは断定できないからです。

また、研究では脳画像を取得していないため、認知能力の変化と脳の発達を直接結びつけることはできず、統計モデルの条件から分析できなかった要因もあります。

それでも今回の結果は、幼い頃の一度の検査だけで、子どもの将来の知的な位置を固定的に判断することの危うさを示しています。

「神童」という評価は未来の保証書ではなく、子どもの認知能力は思春期にかけて大きく動く可能性があるのです。

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”神童”の「高い知能」が成人期まで続くことは稀、大規模研究で判明 (2/2)のコメント

ゲスト

「神童も二十歳過ぎればただの人」と言われているのが証明されましたね。

ゲスト

優劣精度を問わず、どの年齢で完成するのかってことだと思う。
想像で語るけれども知能とは、そのヒトが選択する一つのあるべき構造へ向かっているのではと感じる
その維持に関しては知能である情報構造に拠るのだろうと思う

ゲスト

以前にも10代のIQが数年の内に最大20ポイントも上下したというネット記事がありましたが、今回も似たような結論ですか…。
個人的には(諸説ありますが)前頭葉が完成すると最近言われている30歳(脳トレの某教授によると前頭葉を使う課題は20歳がピークらしいですが…)くらいまで追跡してほしいのですが、長期追跡は難しいのでしょうか?

ゲスト

幼い頃はその能力を自己評価しておらず育む意志も生まれないから、という予測が思い浮かぶが、神童だった彼らが成長して再び自らの意思で向上を図ったとき、やはりもう凡人の域は出られない、ってことを示しているのだろうか。

ゲスト

普通の認知のほうがパートナーも見つけやすいし、見える世界も一般的で暮らしやすいと思う。環境も大きく関係あるのでは。

ゲスト

頭のいい子どもほど役割を与えられて最適化してしまうというのもあるかもしれないですね

ゲスト

冷や水をぶっかけるようで済まないが、高度な認知能力を必要とする活動に参加しうるかどうか、自力で解決出来ない問題をどうやって解決しえたか(有り体に言えば挫折の克服)も知能に関係するんですよ
https://icajournal.scholasticahq.com/article/144062-developmental-changes-in-high-cognitive-ability-children-the-role-of-nature-and-nurture

鈴木

この手の記事は、2つ問題があるとみます。
(子どもの三輪車競争と大人が子供用三輪車で競争した時に、異なる能力を測っているように)GCAを測るテストが物理的に一貫した一続きのテストとしても、それに取り組む大人と子どもでは、異なる種類の問題解決能力を測っているかもしれません。大人は内なる言語的推論を得意としますが、子どもはもっと視覚的・具象的思考をしています。

第二に、子どもの知能は、本質なのか結果なのか不明な点にあります。例えば「好きなことに集中する能力」「気をそがれず課題に向かい合う能力」「(ミュラー錯視が未開民族に生じないような)視覚的経験の有無」により、『結果として知的能力が上がっている状況』がその年代での知能を押し上げているなら、連関がなくても不思議ではありません。

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