GJ 3090 b の軌道はどちらを向いていたのか?

解析の結果、GJ 3090 b の軌道と恒星の自転軸のずれは、3次元で約136度(プラス24度、マイナス18度の幅)と求められました。
この角度は、GJ 3090 b が恒星の自転とは逆向きに公転する「逆行軌道」を回っていることを示していました。
恒星がくるりと回る向きに逆らうように、惑星が反対回りで周回しているというわけです。
研究の主要著者の一人であるロンドン大学クイーン・メアリー校のアンドリュー・ウィンター博士は「この惑星系が際立っているのは、惑星が恒星に対して単に傾いているのではなく、逆向きに回っているからです。そうなると、こんな変わった軌道がどうやってできたのかという疑問がすぐに湧いてきます」と話しています。
GJ 3090 b は、M型矮星のまわりで見つかった初めての逆行惑星となりました。
天の川銀河の恒星の大半を占めるタイプの恒星のそばで、「逆走」する惑星が初めて確認されたことになります。
さらに GJ 3090 b は、M型矮星を回る惑星で3次元の軌道の傾きが測られたものの中では、もっとも小さな惑星でもあります。
今回の成果は、近赤外線の観測にこの解析手法を組み合わせることで、これまで手の届かなかった小さな惑星の軌道も探れることを示しています。
では、この惑星はどうして恒星と反対向きに回ることになったのでしょうか。




















