投資の「自信」と「実力」をどう測ったのか

投資について「自分はどれくらい知っているか」という感覚と「実際にどれくらい知っているか」は、同じとは限りません。
研究では、前者を「主観的な知識」、後者を「客観的な知識」と呼んで区別しています。
情報の入り口がSNSなのか、新聞やテレビなのかで、この2つの関係が変わるのかどうかが今回の焦点です。
研究チームが使ったのは、2021年に行われた全米規模の2つの調査のデータです。
対象は、退職用の口座とは別に投資をしている2,500人以上のアメリカの成人でした。
参加者はまず、投資についてどのくらい知っていると思うかを、1から7までの7段階で自己評価しました。
その次に待っていたのが、いわば「答え合わせ」です。
株や債券、リスクとリターン、インデックスファンド(株価指数に連動するように運用される投資信託)、空売り(借りた株を売り、値下がりしてから買い戻す取引)、オプション取引(決められた値段で売り買いする権利をやりとりする取引)などを扱った11問の選択式の問題に答えてもらったのです。
さらに調査では、投資先を選ぶ時にSNSのグループや掲示板を頼りにしているか、YouTubeやFacebook、Reddit、TikTokなどで投資を学んでいるかも尋ねました。
新聞や雑誌、テレビ、ラジオといった従来のメディアを使っているかどうかや、どのくらいの頻度で売買しているかも調べています。
こうして、情報源ごとに「自信」と「実力」のずれを比べられるようにしたのです。






















