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世界最古のピラミッドはインドネシアに存在する!? 物議を醸す大論争が再燃 (2/2)

2018.12.19 Wednesday

前ページピラミッドは地下まで広がっていた!人の手で加工された痕跡も

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遺跡は宗教的な目的で作られた「寺院」

放射性炭素年代測定の結果、第1層は約3,500年、第2層は約8,000年、第3層は約9,500年〜28,000年も前に作られたものなのだとか。エジプトで最古とされるジェセル王のピラミッドが紀元前27世紀頃に作られたものであることを考えれば、比べ物にならないほどの古さです。ヒルマン氏は、グヌンパダン遺跡を、宗教的な目的で作れらた「寺院」のようなものだったと推測しています。

もしこの説が正しければ、先史社会に対する私たちの既成概念はすっかり塗り替えられてしまうでしょう。未熟で原始的だと考えられてきた先史時代の人々が、実は私たちの予想をはるかに超えた洗練された技術と精神性を持っていたことが示されるのですから。

一方で、調査方法が不適切であるなどの理由で、ヒルマン氏らの説を真っ向から疑う考古学者も数多くいて、インドネシア国内だけでなく世界中で激しい論争が繰り広げられてきたことも事実。ヒルマン氏らの今回のプレゼンテーションは、火に油を注ぐ結果になること間違い無しですが、世間の目を「世界最古の建造物は何か?」という謎に一層注目させることでしょう。

ピラミッド建造の謎が解明?採石場で「傾斜システム」の遺構が発見される

referenced: sciencealert / written by まりえってぃ / edited by Nazology staff

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