・ギザの大ピラミッド建設に使われたとされる「傾斜システム」の遺構がエジプトの採石場にて発見される
・このシステムを用いれば、20°以上の急角度であっても巨大な石を運び上げることができる
・この発見が、長年考古学者を悩ませてきたピラミッド建設の謎を解明するための手がかりとなることが期待される
世界最大のピラミッドとして知られるギザの大ピラミッドですが、考古学者たちは、古代エジプトの人々がどのようにして巨大なピラミッドを建造したのか未だに全貌を明らかにすることができていません。
しかし最近、エジプト東部の砂漠の採石場において、彼らが4,500年前に巨大な石を引っ張り上げた設備が発見されたと話題になっています。考古学者らが採石場で発見したのは「傾斜路の遺構」であり、この発見により当時ピラミッド建設に用いられた設備や技術についての解明が進む可能性があります。
この設備は、両脇に階段のような段差を作ったスロープから成るもので、スロープの両端には「滑車」としての役割を果たす木の杭を深く打ち込むための穴があけられています。そして古代エジプトの人々は、ロープを結びつけた「そり」の上に巨大な石を乗せて、スロープの上下から引っ張ることで、石を高い位置まで持ってきたことが考えられます。


この方法を用いることで、20°以上の傾斜であってもピラミッドの材料となる石を運び出すことができたのです。また、このような設備は他のどの場所においても見ることができませんが、採石場の調査により、それがギザの大ピラミッドの建設を命じたとされるクフ王の年代以前のものであることが分かっています。
クフ王、カフラー王、メンカウラー王が被葬者とされる3大ピラミッドの中でも最も大きいのが「クフ王」のものであり、建設された当時の高さはおよそ146メートルと相当のもの。そして、現存する唯一の「世界の七不思議」としても有名です。
このピラミッド建設のために「傾斜システム」が用いられたことは多くの考古学者が予想するところでしたが、具体的にどのような方法が使われたのかについては謎に包まれたままでした。今回の発見は、ピラミッドの謎を1つ解明するための大きなヒントとなるかもしれません。
via: livescience / translated & text by なかしー






































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