■なぜ「大使館職員」だけが被害に?
研究者らは研究の中で、「これは録音された音が、音響兵器やその他の科学的なデバイスによってもたらされたのではなく、コオロギの鳴き声であったことを示す強い証拠です」と述べています。
実は、大使館職員の症状が「音響兵器」によるものではないとする主張はこれが最初ではありません。2018年の2月にまとめられた、21人の大使館職員の様々な症状を検証した研究により、それらの症状が音響兵器によるものと一致しないことが伝えられていました。
いずれにせよ、職員の体調不良の原因がはっきりとわかったわけではありません。しかしこの原因が本当に「コオロギの鳴き声」なのであれば、周辺のキューバ人たちはなぜ無事だったのかは、未だ疑問が残るところです。
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/27008