「庭園隠者」の起源
「庭園隠者」について研究するレスター大学のゴードン・キャンベル氏によると、最初期に僧が庭園に住むようになったのは、古代ローマのハドリアヌス帝(76年〜138年)の時代とのこと。当時から保養地として知られていたイタリアの「ティヴォリ」という村で、貴族たちによって多くの別荘が建造されました。
こうした別荘は、隠居した人のために山奥深くに作られ、その遺物は16世紀になってようやく発見され始めたのです。それから、18世紀になり、主にイングランドで流行し始め、その後スコットランドやアイルランドとイギリス中に広まっていきます。