悪の根源は「過剰な責任感」
アメリカ人大学生539名を対象として「心配・強迫傾向」に関する質問用紙に答えてもらった結果、「過剰な責任感」が因子として共通していることが明らかとなりました。さらに研究結果では、2つの特徴的な事実が判明しています。
1つ目に「過剰な責任感は3つのタイプに別れる」ということです。それがこちら。
(1)よくないことが起きるのを避けなくてはいけないと考えるタイプ
(2)よくないことが起きるのは自分のせいだと考え自分を責めるタイプ
(3)心配ごとについてはとことん考え抜かなくてはいけないという義務感を感じるタイプ
そして2つ目は上記3タイプの内、(2)の「自分を責める傾向」と(3)の「考え続ける義務感」が心配・強迫傾向の双方を強めていたということでした。一方で(1)の「よくないことを避ける傾向」は、心配・強迫傾向を強めてはいなかったようです。