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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
psychology

ミスしても平然としている人の「心理特性」が明らかに

2026.02.24 17:00:29 Tuesday

仕事でも勉強でも、ミスをすると胸がヒヤッとして、次は気を付けようと思うものです。

ところが世の中には、失敗してもどこか平然としていて、反省や訂正をほとんどしようとしない人がいます。

実はその差は、気合いや性格の印象論だけでなく、ミス直後に脳が出す“エラー検知の信号”の弱さと結び付いています。

そして英サウサンプトン大学(University of Southampton)の最新研究で、こうしたミスに対する脳の反応が鈍い人ほど、誇大型ナルシシズム(grandiose narcissism)の傾向が強いことが示されたのです。

研究の詳細は2025年12月12日付で学術誌『Journal of Personality』に掲載されています。

Grandiose narcissists tend to show reduced neural sensitivity to errors https://www.psypost.org/grandiose-narcissists-tend-to-show-reduced-neural-sensitivity-to-errors/
Narcissism Is Associated With Blunted Error-Related Brain Activity https://doi.org/10.1111/jopy.70036

ミスの瞬間に出る「脳のエラー信号」とは?

この研究が注目したのは、誤り関連陰性電位(Error-Related Negativity:ERN)という指標です。

ERNは、脳波(EEG)で捉えられる信号で、課題で間違えた直後に現れる「誤り処理(エラー処理)」の早い段階の反応だと考えられています。

そこで研究チームは、サウサンプトン大学の学部生144人を対象にある課題を与え、同時にEEGで脳活動を記録しました。

課題後に、ナルシシズムの度合いを測定する質問紙に回答しています。

結果はまず基本として明快でした。

参加者が誤答(ミス)したときにはERNがはっきり出て、正答のときより強くなりました。つまり、この課題と計測は「ミスに対する脳の反応」をきちんと捉えられていました。

そして本題です。

誇大型ナルシシズムの得点が高い人ほど、ERNが鈍く(負の振れが小さく)なる傾向が見られました。

言い換えると、ミスをした直後の「まずい」という脳のアラームが弱い可能性がある、ということです。

では、誇大型ナルシシズムとは具体的にどのようなタイプのナルシシズムなのでしょうか?

次ページ誇大型ナルシシズムとは何か?

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